もう結婚もして中年を過ぎる年齢ともなれば、薄毛なんか気にしてなどおりませんが、若いころは相当に悩み、苦労もしました。

ここに挙げられているような育毛剤はまだありませんでしたが

参考:禿げてきた.xyz

薬局の育毛剤は大抵全部試しました。

もともとが髪の毛にコシもハリもなく、細くて癖毛ときては、とうていまとまりもつきません。

薄毛の悩みはなによりもまず量です。多少、癖毛であっても、細くっても量さえあれば、その欠点もまだ隠せるというもの(その量に不足しているから薄毛なのですが)。

薄毛の天敵がアウトドアです。屋外に出るときには気を使います。

風が吹くと髪型が乱れて薄毛がバレる。

雨に濡れたらべったりと額にはりついて、量の少なさがあからさま。

強い日差しをさえぎる髪の毛が足りず、頭皮は地肌までじりじりと暑い。

かといって帽子をかぶると、コシのない髪の毛がぺったんこつぶれてしまう。

汗をかいたら、さえぎるものがないせいで、すぐに額や首筋に流れ落ちて不愉快だ。

なにひとついいことがありません。

カツラをつくってはどうかと言いますが、薄毛の最大の悲しみは、

「あれって、ヅラだよね」

と見破られたときにあります。

というので、いっそのことばっさり切ってしまう。

いさぎよく刈ってしまう。

そうしたところ、これが好評を博しました。

男らしい、似合ってる、こっちのほうが断然いい。

なにをあんなにくよくよしていたのだろうか。もっと早くこうしておけばよかった。

薄毛で悩むなんてばかばかしい。隠そうとするから苦労がある。いっそ個性と割り切って、堂々をさらけだせば、そんな気苦労も要りません。

やっちゃってください。周囲の目なんか数日で慣れます。それで心の平穏が得られるのですから、やっちゃいましょう。